珍しいお酒は、通販に限る

以前、ある会社に勤めていた時のことです。
その会社で、会長の喜寿のお祝いをすることになりました。
といってもこのご時世です。
派手派手しくしないで、あくまでも控えめにというのが大前提です。
そのため、社内でやるちょっとしたパーティ形式ということになりました。
控えめな、ちょっとしたパーティといわれても、参加するのは役員か大株主さまです。
会社にとってはそうみっともないパーティにするわけにはいきません。
でも会長の意向があるので、パーティプランナーなどに外注に出せず...。
そのため総務が一切合財を手配することになりました。
いやもう、本当に大変でした。
なにしろ食事をケータリングに頼むとしても、洋食一辺倒にできません。
なにしろ本人の会長も70歳ですし、お客様も比較的年齢層が高めです。
やはり食事には和食を入れたほうがいいんじゃないか、という意見があるかと思うと、多少は洋食もないとテーブルに華がないという意見も出ます。
あっちこっちの役員から山のような要望が出て、最終的な調整ができたころには、もう社員全員がくたくたです。
そこへ本人の会長から、お酒についての指令がでました。
スパークリングワインを出してほしいというのです。
しかも、カヴァがあればそれをだせ、とのこと。
それを聞いた瞬間、総務部全員が目を丸くしました。
カヴァってなに?それはお酒なんですか、っていう感じです。
私はワインに詳しくないほうなのですが、それ以外の人もカヴァなんていう名前はほとんど聞いたことがありません。
さっそく調べると、カヴァとはスペインでできるシャンパンのことらしいのです。
そもそもシャンパンとはフランスのシャンパーニュ地方で作られる泡の出るお酒のことです。
つまり同じように泡の出るワインでも、シャンパーニュ地方でできていなければ、シャンパンじゃないんです。
同じ方式でスペインで作ったものを、カヴァと呼ぶらしいのです。
そこまでわかっても、どこに行ったらカヴァが手に入るのかさっぱりわかりません。
必死で調べたら、ネットで買えるんですね。
このときほどネットショッピングのすごさを感じたことはありませんでした。
ありがたかったです。
数軒のショップにお願いして、最終的には数銘柄40本のカヴァを購入できました。
通販ですから、多少お酒の箱に傷がついていたりしたものもありましたが、お客様におだしする時点ではすでに箱が不要なので、特に問題にはなりませんでした。
お客様にも大変好評で、無事にパーティを終えることができました。
後から知ったことですが、カヴァはすっきりした辛口でお料理を選ばないんだそうです。
しかもお値段が安い。
こういうことから会長はカヴァにしろといったのかなあ。

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